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今回は「崖の上のポニョ」のネタバレをかなり含みますので、 内容を知りたくないという方は見ないようにしてください。 ![]() 「崖の上のポニョ」を見てきたので、感想を書くことにします。 見るまでは「これは失敗作のにおいがする」などと思っていましたが、 においだけで作品を決めてしまうのはあまりにも非論理的ですから、 小さな子どもが映画館の半分を占める状況の中で見て参りました。 結論から言いましょう。 ジブリ作品史上最高につまらないです 脚本・構成・世界観・キャラクター・音楽、どれもこれもひどすぎます。 「千と千尋の神隠し」以降、ジブリ作品には一つの傾向が見られました。 それは「どうしてこうなるの?」という展開が多くなるというものです。 言いかえれば、端折りがち・飛ばしがちに思えることが増えたのです。 もちろんちゃんと見て考えればわかることもあるのかもしれませんが、 それまでの作品がそんな必要がないほど丁寧にきちんとつくられていただけに、 どうしても「千と千尋の神隠し」以降の作品には違和感を覚えてしまいました。 とはいえ、それでもまだ話として破綻していたわけではありませんでした。 少なくとも自分は物語として成立していたと思っていますが、 今作に関しては支離滅裂で起承転結もできていないひどい物語でした。 子供向けというキャッチはシンプルなストーリーということを強調するのではなく、 単に物語として成り立っていない言い訳なのかと疑ってしまうほどです。 上映が終わり、子供に「楽しかった?」と聞く親が何人かいましたが、 子供の反応が揃って「うーん」と首をひねっていたのが印象的でした。 とりあえず、今回のあらすじをざっとまとめてみましょう。 自分も話を改めて把握するため、整理も兼ねて箇条書き形式でまとめます。 金魚のポニョが父親(フジモト)のもとを脱出 ↓ たまたま宗介という5歳の少年に拾われることに ↓ 宗介、母親(リサ)の勤め先である老人ホームへ ↓ 宗介とポニョ、お互いを好きになる ↓ 海岸でフジモトにポニョを取り返される ↓ ポニョ、宗介に会いたいので魔法の力を借りて再び脱出 ↓ すさまじい嵐を起こして宗介に会いに来る ↓ リサ、嵐の中宗介を連れて我が家へ ↓ ポニョ、再び宗介と出会う ↓ 一緒に晩御飯を食べる ↓ ポニョ、その途中で寝る ↓ それまでひどかった嵐がやむ ↓ リサ、宗介とポニョを残して老人ホームを見に行く ここまで書いただけでおかしいと感じられるあらすじです。 「崖の上のポニョ」の題材は「人魚姫」という昔話ですが、 自らの声を犠牲にして王子に会おうという人魚などどこにもおらず、 むしろ起こした嵐の規模からいって確実に死人を出したと考えられる、 王子様の周りの人々に迷惑をかけまくっている最悪な人魚がいました。 ラーメンを食べながら寝るという行為もかなり失礼ですしね。 その嵐の中、子供がいるのに非常に危ない運転をしながら帰宅し、 嵐が引いたらまた老人ホームにとって返すというリサの行動も解せません。 そこのおばあちゃんたちを心配してのことなのでしょうが、 ならば最初から老人ホームにいれば良かったんじゃないのかと。 それにとんでもない嵐が来た直後だというにもかかわらず、 見知らぬ女の子と自分の息子(5歳)を家に残していくのもおかしいです。 再び嵐が勢いを取り戻し吹き荒れるということは考えられないのでしょうか。 いくらなんでも親としてあまりにも無責任ではないかと思います。 もちろん宗介は「リサと一緒に行く」と主張しますが (なぜか宗介は両親のことを名前で呼んでいます)、リサは 「嵐の中の船乗りにとってこの家の明かりは希望なの」 「だから宗介はこの家に残って」 などとふざけたことをぬかして老人ホームへと車を飛ばすのです。 なぜ息子を家に残すのかと。あんたこそ残れと。おかしいですよカテジナさん。 とにかくリサの行動は母親として容認し難いものだったのです。 ちなみに宗介の家の光は魔法使いであるポニョのお母さんに消されたので、 船乗りにとって十中八九役に立っていなかったと思われます。 翌朝、海抜が宗介の家の高さまで到達する ↓ 宗介は身動きがとれない ↓ ポニョは魔法を使いおもちゃのボートを大きくする nice boat. ↓ 宗介、ポニョとともにそのボートで母親の老人ホームへ ↓ 海に見慣れない生物が多数存在(だからといって何も問題はない) ↓ 同じく海の上で漂う親子と遭遇する ↓ ポニョ、泣きそうな赤ちゃんに魔法まで使って泣きやませる ↓ おかげさまでポニョ、寝る ↓ 老人ホームへの道中にポニョは金魚に戻る(魔法力が尽きたと思われる) ↓ 宗介とポニョの前にフジモトが姿を現す ↓ ポニョの魔法のおかげで月が地球に落ちそうとのこと ↓ フジモト、無理やり宗介とポニョを連れて海の中へ ↓ ポニョ母登場 宗介に問う ↓ 「この子はもともと金魚。つまり半漁人だけどそれでも愛せる?」 ↓ 宗介、うなずく ↓ ポニョの魔法が解ける ↓ 万事解決(?) 以上、1時間40分のあらすじを箇条書きにしてまとめました。 解釈の違いはここを読んだ方それぞれにあると思われますが、 台詞などの違いこそあれ、内容に間違いはないと自負しております。 では、前半に続き後半のあらすじについてまた少し書いていきます。 あらすじの最後のほうはもはや意味がわからないですよね。 ポニョの魔法で地球がヤバイことになるなど誰が想像したでしょう。 そんな伏線はほとんどなかったに等しいんですけどね。 フジモト一人が緊張・暴走しているようにしか思えませんでしたし、 障害になりうるデボン紀の生物も大人しいものばかりでしたから、 何か問題でもあるのかと思った方のほうが多かったでしょう。 そしてポニョの母親が焦るフジモトに提示した解決策も、 「そのままのポニョを愛せる人がいればこの魔法は解ける」 などと何でもありとしか言いようがないものでしたし、 その解決策自体も話に色を添えるものではありませんでした。 そもそも宗介はポニョが金魚であることを最初から知っていたので、 ポニョという存在を愛することに異論などあるはずがないんです。 ですから、何の緊張感もなく宗介はその解決策を受け入れられました。 本当ならこのシーンが最も盛り上がるはずなんですが、 まったく盛り上がらずに勝手に解決に至ってしまったので、 視聴者からすれば肩透かしをくらったようなものでした。 他にも言いたいこと(つっこみたいこと)は結構あります。 宗介がポニョの入ったバケツに水道水を注ぎ込むところとか (普通は水道水の塩素で死んでしまうと思うんですけど)、 結局のところフジモトが何をしているのかわからないとか (一応「海の時代」を取り戻そうとしていたようですが)、 宗介の父親が登場する意味ははたしてあったのかとか (実際、宗介やリサとちゃんと会話するシーンは皆無でした)、 どのあたりが「崖の上」なのかよくわからなかったとか (確かに宗介の家は崖の上にありましたがそこが舞台ではありません)、 そこのところどうなの?という部分はかなりありました。 最後に。この映画を見に行くことは正直お勧めできません。 前売り券がタダで手に入ったなどの特別な事情があれば別ですが、 わざわざ金を払って見に行くものでは決してありません。 残念ながらジブリ特有の映像の美しさも見られませんでした。 子供向きだからという理由で手を抜いたということでしょうか。 その割にはだいぶ教育によくない場面が多かったように見受けられますがね。 いまは話題が先行しているので見に行きたくもなりましょうが、 悪いことはいいません、素直に金曜ロードショーを待つべきです。 ネタとして楽しみたい方だけ劇場に足を運びましょう。 |
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あれ結局つまんないんだ・・・ |
神威ラピュタ 2008/07/29 09:17 |
>相変わらず名前がえぐい人 |
ebu 2008/07/30 14:00 |
きっと吾郎は父を駿と呼んでる |
bbb 2008/07/31 22:12 |
>bbb |
ebu 2008/08/01 02:29 |
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