機動戦士ガンダムOO 第10話「ガンダム鹵獲作戦」 後編

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    ~あらすじ~

    アレルヤ役立たず ティエリアピンチ









    「やられる・・・!」


    ティエリアがそう思った瞬間でした。





    種が割れたようです


    参考画像:種が割れて強くなった人の目

    shinn


    基本的に主人公側の種が割れると負けないという法則があるので
    (上の人は途中から脚本家の非常に個人的な都合で
    敵側にさせられたのでその法則に当てはまりません)、
    ティエリアがものすごい強さを発揮してくれそうです。
    そういえばガンダムSEEDのSEED(=種)って何だったんだ。





    よく画像を見てください。何か変だと思いませんか。
    そうです、ヴァーチェが痩せていますね。
    今まで太っていた子がわずか10秒で痩せてしまいました。
    ちょっと前まで痩せていた子が太るというのはありがちですが、
    その逆というパターンはなかなか見られるものではありません。
    これは、ヴァーチェの贅肉もとい装甲の部分をパージし、
    さなぎから蝶へと羽ばたこうとしている最中なのです。





    「そんな・・・!」


    いままで戦っていた相手が、全身のパーツをパージして、
    ごんぶと体型からスリムな体型へと変貌したのです。
    あのソーマでさえも、驚きを隠せません。
    いつの間にビリーズブートキャンプを終えたのか。





    「アートネイチャー2323♪」


    しかしパージまでは予想していた管理人ですが、
    まさか増毛するとは思いもしませんでした。
    「もののけ姫」のタタリ神のような髪の毛が生え、
    バーサーカーモードのノーベルガンダムもびっくりの増毛です。

    参考:ノーベルガンダム(バーサーカーモード)

    novel






    見よ、これがヴァーチェだ。パワーアップしたヴァーチェだ。
    そう言わんばかりに堂々とたたずむ細身のヴァーチェ。
    ヴァーチェの原形をとどめていませんが。





    とりあえずもみ上げなのか頬毛なのかわからないけど、
    明らかにかっこ悪いから剃ろう。ね。





    「ガンダムナドレ・・・目標を消滅させる!」


    覚醒しちゃったティエリア・アーデ曰く、
    このガンダムの名はナドレというんだそうです。
    ヴァーチェという名の原形を留めていないのが大いに不満ですが、
    なんかもうどうでもよくなってきました。







    「中佐あぁああ!」


    髪を振り乱して暴れまわるガンダムナドレ。
    両手に持っているのは、故ヴァーチェの肩に乗っていた
    ビーム砲が分離したものです。





    「っ!」


    色々な意味で予想を超えたガンダムナドレという存在。
    これでは相手に他にどのような兵器が隠し持っているのか、
    わかったものではありません。
    よって、セルゲイは作戦を中止し、迅速に撤退しました。





    あとに残されたのは、故ガンダムヴァーチェのパーツと、
    髪をたなびかせるガンダムナドレただ一機。
    そして、そのコクピットにいるティエリアだけ。





    「何という失態だ・・・!こんな早期に、
    ナドレの機体を晒してしまうなんて!」



    ダサい機体だから晒したくなかったんだ。
    こんな機体、誰が見たって笑うに決まってるんだもの。





    「計画を歪めてしまった・・・!
    あぁ・・・ヴェーダ・・・!」



    ソレスタルビーイング至上主義のティエリアは、
    自身の行動に失望し、後悔します。
    歪んでいるのはナドレのデザインを手がけた人の脳の気がしますが、
    この際それはまったく関係ありませんね。





    「俺は・・・僕は・・・!」





    「私は・・・!」


    泣きながら少しずつ一人称を変えていくティエリア。
    今までティエリアの一人称だけあまり出てこなかったのですが、
    一気にこれだけ出られても今後どの一人称を使えばいいのか困ります。
    ただ、「私」という一人称には注目する必要があります。
    これはおそらくティエリアが女性であるという伏線でしょう。
    ナドレの長髪も、おそらくその伏線なのでしょうが、
    だからってこの髪の毛は必要だったのでしょうか。
    ティエリアが女性化する、または女性だとわかるのは大歓迎ですが、
    これからヴァーチェを見るたびにナドレを思い出すのは歓迎できません。





    場面が変わり、刹那とロックオンの戦闘がおまけ程度に入った後で、
    早速敵軍から照明弾が放たれました。
    セルゲイとソーマがヴァーチェの覚醒により撤退したことで、
    プトレマイオスを攻めているティエレン部隊も撤退していきました。
    撤退する際は戦況が有利に見えても迅速に。
    もともとプトレマイオスを破壊する作戦ではなかったので、
    ガンダムの鹵獲作戦が失敗した以上、さっさと撤退するのが賢明です。





    「ふぅ、やっとこか」


    長時間戦っていた刹那とロックオンには、
    敵の撤退の理由が何であろうと嬉しいことです。





    「少尉、機体の状況はどうか」


    その頃、セルゲイとソーマ、そしてもう一機のティエレン。
    生き残った彼らは、帰投の最中でした。





    「これほどの規模と人員を駆使して、
    一機すら鹵獲できんとは・・・」



    鹵獲の目標としたキュリオスにはラオホゥを破壊、脱出され、
    ヴァーチェには自ら鹵獲寸前までこぎつけて失敗。
    そして、精鋭である部下たちを失ってしまいました。
    それを悔やむセルゲイの前に、接近してくる物体がありました。





    「羽根つきか!」


    その接近する物体とは、キュリオスのことでした。
    しかし、先ほどとは違う点が一つあります。
    乗っているパイロットが、正確にはその人格が違います。





    「見つけたぜ、ティエレンの
    高機動超兵仕様!あぁ、間違いねぇ。
    さんざんっぱらオレの脳量子波に
    干渉してきやがって!」



    ハレルヤ。アレルヤ・ハプティズムのもう一人の人格。
    「遊戯王」の獏良(闇)と同じようなものだと思ってください。

    参考:闇獏良

    bakura






    「てめぇは同類なんだろ!そうさ、
    オレと同じ!体をあちこち強化され、
    脳をいじくりまわされてできた、
    バケモノなんだよォ!」



    どうやらハレルヤ(つまりアレルヤ)は、
    かつてソーマと同じ超兵計画の子供のうちの一人だったようです。
    だからあんなにマッチョなんでしょうか。
    きっとこの二重人格もその影響で生じたのでしょう。
    狙って使い分けてるとすればただの厨二病です。





    「行きます!」


    ヴァーチェの攻撃によって右足が損傷したまま
    キュリオスに挑みかかるソーマのタオツー。





    「いい度胸だな!女ァ!」


    道で女性とぶつかって、舌打ちなどをされたときは、
    是非この台詞を使ってみてください。
    その後の処置は自己責任でお願いしますね。





    ハレルヤはソーマにむけてビームマシンガンを発射。
    ソーマは、最初の射撃こそ避けたものの、
    その後の射撃はまったく避けられないという状況に。
    しかも、当たっても爆散しないような弱さで、
    キュリオスの射撃は常にタオツーを捉えていました。





    「遊んでるの!?」


    いくら右足が損傷しているとはいえ、
    ソーマのタオツーに射撃を当てることは困難です。
    それは、ヴァーチェが何度も射撃を失敗させていることからも明らか。





    「ほらさぁ!同類だからさぁ、
    わかるんだよォ!」



    同じ超兵として、ハレルヤにはソーマの動きが読めるようです。
    ソーマがここでどう動くか、ここでどう反応するか、
    そういったことはハレルヤにはわかっているのでしょう。
    ソーマがいつお風呂に入るのかとか、今日の下着だとか、
    そんなことまでわかっている可能性もあります。
    ソーマを余すことなく知りたい方は、
    是非人革連の超人機関技術研究所にご連絡を。





    「中佐、少尉とともに離脱してください!
    中佐と少尉の能力は必要なものです!
    敵討ち―――願います!」



    ソーマが危機的状況に追い込まれているのを見たミン中尉。




    ちなみに、左側の方がミン中尉です。
    名前があるキャラの中で、印象の薄さという意味では
    リヒテンダール・ツェーリに次ぐものを持っています。





    「邪魔すんなよ、一般兵!
    命あっての物種だろうが!」



    それを見てソーマへの射撃を中止するハレルヤ。
    突貫してキュリオスにつかみかかったティエレンに対し、
    ラオホゥ4番艦を沈めた武器を取り出します。





    左腕の盾が変形し、巨大なシザースになりました。
    シザースというか、クレーンゲームで操作するものに見えます。





    そしてそれをミンのティエレンに容赦なく突き刺します。
    ミンのティエレンはこれ以上何もすることができません。





    ソーマ「ミン中尉!」

    セルゲイ「離脱するぞ、少尉!」



    救出に向かおうとするソーマを、セルゲイが制します。
    ソーマがそんなことをすれば、ミンが何のために命を賭したのかわかりません。





    「男の覚悟に―――水を差すな」


    男の決意を無駄にしてはいけません。
    それが命を賭けたようなものであれば、なおさらです。
    同じ軍人として、男として、セルゲイはそれを作品中の誰よりも理解していました。
    セルゲイはミン中尉の言葉通り、ソーマとともに離脱していきます。





    「なんだ?
    仲間見捨てて行っちまうのか?」



    ティエレンに自らのシザースを突き刺しながら、
    ソーマとセルゲイの離脱を見るキュリオスのハレルヤ。





    「やることが変わらねぇよなぁ、
    人革さんはよ!」



    そう言うハレルヤに、お肌の触れ合い回線による、
    ティエレンのミンからの声が響きます。





    「いつか、お前たちは
    報いを受けるときが来る。
    我々が築き上げてきた国を、
    秩序を乱した罰を!」



    ソレスタルビーイングは人革連軍にかつて攻撃を仕掛け、
    そして何人もの兵士の命を奪った過去があります。
    それによってでも、他に行ったことによってでも、
    人革連の状況が変わり、社会が混乱に陥っても不思議ではありません。
    しかしハレルヤからすれば、人革連の秩序などありません。
    人体を戦争のために改造するなどということは、
    倫理的なことを無視したことであり、
    秩序というものは倫理的なものから成り立つものである以上、
    秩序など存在しないといえるのです。





    「そんな大層なもんじゃねぇだろ?
    人を改造して兵士にするような社会に、
    どんな秩序があるってんだ。
    そんでもって、オレは女に逃げられて
    少々ご立腹だ。だからさぁ」






    「楽には殺さねぇぞ!」








    「あぁ、ああ、ああああああ!
    やめろ、やめてくれぇ!」



    ハレルヤは、キュリオスのシザースの付け根から出たブレードを
    ティエレンのコクピットに突き刺し、
    徐々に徐々にパイロット自身へと向かわせます。
    パイロットからすれば、断頭台が向こうから向かってくるも同然。
    その恐怖に絶叫し、助けを乞います。





    「どうよ、一方的な暴力に
    成す術なく命をすり減らしていく気分は?
    ククク、こいつは命乞いって奴だなァ!」






    「最後はなんだぁ?
    ママか?恋人か!?今頃走馬灯で、
    子供の頃からやり直してる最中か!」



    しかしそこで、狂喜するハレルヤの頭にもう一人の自分の声が響きます。
    それは、こんなことはやめてくれ、と願うアレルヤの声でした。





    「待てよアレルヤ、
    いまいいところなんだから」

    (やめてくれ!)

    「何言ってんだよ、お前ができないから
    オレがやってやってんだろ」

    (やめるんだ!)



    そういえば、前回出てきた際も、ハレルヤからアレルヤに
    戻ったときはアレルヤの声が響いてからでした。
    当レビューではアルのおかげということになっていますが。





    「あぁそうかい、わかったよアレルヤ。
    まったく、お前にはかなわねぇよ・・・」








    「なんてなァ!」







    言うが早いか、ハレルヤはそれまで少しずつ進めていたブレードを
    一気にティエレンの背中まで突き通らせました。





    「ッハッハッハッハァ!
    楽しいよなァ!
    アレルヤぁ!
    アレルヤぁあああああ!」



    心底楽しそうに笑い、相棒の名を呼ぶハレルヤ。
    もちろんティエレンはアレルヤの思いとは別に爆散。
    それは、ソーマとセルゲイたちにも知られていました。





    「中佐、ミン中尉が!」





    「何も言うな、少尉!」


    こうしてまた、憎しみの連鎖が生まれていきます。
    人が戦う限り、この連鎖は断ち切ることができないでしょう。







    人革連との戦いは終わりました。
    自身の本質が人を殺したがるものだというアレルヤと、
    ナドレを使った自分自身に失望するティエリア。





    「また・・・間違えてしまった・・・!」


    そして、それを含めて、誤った作戦を立ててしまった
    自分自身に失望するスメラギ・李・ノリエガ。
    アレルヤ、ティエリア、スメラギ。
    この3人全てに共通するものは、自分自身への後悔。
    やってはいけない、間違えてはいけない、失敗してはいけない。
    そんな思いが、彼らをしめつけます。





    「何という失態・・・
    イオリア・シュヘンベルグが
    求めた理想を、
    ガンダムは体現している。なのに、
    どうしてマイスターたちは、
    こうも不完全なの?」



    しかし、王留美からすれば、間違いは許されないこと。
    「完全」という一言のもとに、今回失敗を犯した
    アレルヤとティエリアを暗に批判します。
    もちろんその中には刹那だって入っているでしょう。
    とはいえ、マイスターたちを選んだのはヴェーダ。
    ヴェーダがどんなものなのかいまだにわかりませんが、
    責めるのならばヴェーダを責めるべきではないでしょうか。
    だいたいコードネームからしておかしいと思いませんか。
    あんな長い前髪でまともに操縦ができるのかとか、
    女なのか男なのかはっきりしていただきたいとか、
    そもそもガンダムマイスターってなんぞとか、
    視聴者的には最初から気になることだらけでした。





    少年「良いのですか。
    このままにしておいて」

    アレハンドロ「私は監視者であって、
    実行者ではないよ。私にできることは、
    彼らを見つめ続けることのみ。
    例えそれが、滅びの道だとしても」



    最後にちゃっかり現れてかっこよく第10話をしめていく
    リボンズ・アルマーク(謎の少年)とアレハンドロ・コーナー。
    前者の中の人はアムロだアムロだと騒がれていましたが、
    どうやら蒼月昇という方のようです。
    単に古谷徹という名前を隠しているだけなのか、
    それとも本当にそういう声優の名前なのかはわかりません。
    少なくとも、正体が若井おさむではないことを祈っています。



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    この記事へのコメント

    慈愛水
    2008年02月01日 01:01
    初めまして
    慈愛水(ジメイスイ)と申します
    http://ameblo.jp/jimeisui/
    ↑のサイトを運営しております
    今私はティエリアが好きすぎて、
    「ティエリアの頬を染めてみた」動画を作りたいと思っています
    でも今現在でティエリアの画像が、DVDの一巻の分しかなくて、少ないんです
    そこでこちらのサイト様からティエリアの画像を頂きたいと思っています
    ダメでしたらそれで諦めます
    では検討お願いします
    ebu
    2008年02月01日 02:20
    >慈愛水様
    こちらこそ初めまして。
    このようなレビューを読みに来てくださって、
    どうもありがとうございます。

    ティエリアを初めとする画像の件ですが、
    画像はこちらで用意したものではなく、
    「使わせてもらっている」ものだと自負しており、
    何ともコメントのしようがないというのが現状です。
    慈愛水様の表現を借りれば「ダメ」だというわけではなく、
    すべて自己責任でお願いしたい、ということです。
    仮に、サンライズから画像の削除を命じられれば、
    こちらに画像を削除する以外の選択肢はない、
    ということを念頭において、ご判断して頂けると幸いです。
    慈愛水
    2008年02月01日 17:15
    お返事ありがとうございます
    画像をお借りすることにしました
    言っていませんでしたが、動画はサイトやニコ動に出そうと思っています
    私が画像を頂いた後、もし削除するように言われましたらご連絡ください
    動画を削除します
    画像については、保存しないように注意書きをします

    では画像をお借りすることにするんですが、
    私のサイトにこちらをリンクしてもいいですか?
    画像をお借りしたサイト様なので、紹介したいと思っています
    ebu
    2008年02月02日 03:02
    >慈愛水様
    了解致しました。その際は連絡致します。

    リンクの件ですが、是非お願い致します。
    こちらからは自分がビビリであるために
    リンクの申し出ができないので、
    大変ありがたい気持ちで一杯です。
    慈愛水
    2008年02月02日 08:37
    ありがとうございます
    リンクさせていただきます
    動画は出来次第ご連絡いたします
    慈愛水
    2008年02月03日 00:46
    動画できました。
    サイトの方に出しております。
    ニコ動は拡張子の関係で、音ズレが起こっているので、出しておりません。
    ちょっと染めすぎたりしてしまいました。すみません。

    画像ありがとうございました。
    DVD2巻が出たら、それも使って次を出しますので、よろしくお願いします。
    ebu
    2008年02月03日 17:47
    >慈愛水様
    動画、観させていただきました。
    自分は動画の作り方がわからないので、
    あのようなものを製作できる技術がうらやましいです。

    DVD2巻発売以降は、サイドバーにあるメールフォームから
    連絡していただけると幸いです。
    あまりコメントで交わすものではないと思いますので。
    慈愛水
    2008年02月03日 19:49
    はい、分かりました。
    それと、拡張子が合いましたのでニコ動にもあげております。
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm2218214
    「ティエリアの頬を染めてみた」です
    今回はどうもありがとうございました。

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